無制限アップロードが終了したGoogle Photos
無料で無制限アップロードできると大好評だったGoogle Photosがとうとう有料化してしまい、ネット上では後継サービスを探し逃げ惑う人々であふれていますね。
ここで話題になったポイントは2点あるかと思います。
1点目は無料だったのに有料化させた点。無料でユーザーを集めて機械学習のサンプルとターゲッティング広告の材料にされた挙句、有料化してマネタイズされたと怒っているという点です。
これについてはいろいろな意見があると思いますが、無料枠で15GBある時点で寛大な気もしますし、ユーザーの画像アップロードの勢いがGoogleの当初の予定を大幅に上回ったという公式説明に嘘はないかなと思います。
私個人としては有料化は仕方ないし、そこまで怒る事かなとも思います。(無料なのはお前が商品だからだという感じもあります。広告やらなんやらで無料だと思ってたサービスは利用者自身が商品だったという話です。)
2点目は後継サービス捜しです。そもそも写真アップロードが有料化されても1年のうちにたまに行った旅行の写真をアップロードするくらいでは今後4年も5年もたっても無料枠からあふれることはありません。
なのにネット上であふれる不満の声は、写真を撮る人はとことん撮るので無料枠で足りないのは当然、有料プランでも足りないという方からが多いのかなと思いました。
なんでも無制限となると使う方はとことん使う。情報バックアップサービスもLTEやWiMAX等の無線もすぐに無制限は破綻していきました。
そこで考えるのは、「私のケースではどれくらい使っているのか」を考えていきます。
私のケースではどれほどでGoogle Photosがあふれるのか
基本インドアで、たまに旅行は行くものの写真はそんなに取らず…だけど作った料理の写真やカフェの写真はパシャパシャ取っていく、インドア&微妙なところで写真を撮る私のケースで考えてみました。
※以下はHEICフォーマットの写真を前提とします。
2018年度の写真撮影実績は「1900枚」でした。また、1ファイルあたり1.5MB~2MBとなりました。それがGoogle Photosで高画質圧縮アップロードされると1MB~1.5MBへ圧縮されます。
一例として、ある写真のサイズが1.7MBであり、圧縮後は1.2MBでしたので圧縮率は概ね0.7倍(70%)となりそうです。
で、2018年は1900枚のため、本来3.2GB(=1900枚*1.7MB)ほどで多めに見積もると3.5GBを撮影し、それが圧縮されて2.5GB(3.5GB*0.7倍)となりそうです。
さて、情報化社会が進み2019年は3689枚でした。大幅に増えましたね。先ほどと同じ計算をすると、本来本来6.2GB(=3689枚*1.7MB)それが圧縮されて4.4GB(6.2GB*0.7倍)となりそうです。
2020年はコロナで撮影枚数が減りそうですので、2018年と2019年の平均ベースで行くと、課金される圧縮後の容量は1年あたり3.5GBとなります。
無料枠で割ると4.2年は生き残れそうです(=15GB/3.5GBペース)
残り4.2年をどう見るか
後4.2年まで無料枠で生き残れる事がわかりました。無料でここまでサービスしてくれれば十分じゃないでしょうか。4.2年過ぎたら月額200円少しの有料サービスに登録で100GBに増えるので28年生き残れます。
人によって写真を撮る量は違うのはわかりますが、自分のケースで考えると有料化はそこまで怒る事なのかなという感じでした。
番外編:Google Pixel経由でアップロードする
Google Pixelが生きている限り無料アップロードは継続できるので、撮った写真を1回Pixelに移せばまだまだ無料を貫き通せそうです。
これについてはすでにPixel 2を持っている方が無料無圧縮アップロード特典を行使できているとの検証結果があるので信用できると思います。
ですが、考察の通り向こう4年は大丈夫そうなのにひと手間かけてPixelに移すのも便利なクラウドを使うという意味では本末転倒かなという気もしますね。