Google Photosが圧縮しすぎなお話

Google Photosが「高画質」で保存するも…。

一時期、HEIC(Appleが開発したJPEGみたいなファイル)でGoogle Photosにアップロードすると無劣化無限アップロードができると話題になっていたが、バグであり修正された経緯があった。

なので、HEICであっても高画質アップロードであれば圧縮される。それは理解していたのだが恐るべき事実が明らかになってしまった…。

訂正】そんなに圧縮されてなかった

GoogleアカウントデータのエクスポートしたらちゃんとHEICで出てきました…。以下は全て誤りです。

Google photosのweb版からダウンロードすると高圧縮ファイルがjpegで出てくるため荒い画像が取り出されるので完全に勘違いしてました。

Google PhotosまさかのJPEG化して圧縮

まさかのまさかである…。WebブラウザからダウンロードしたファイルはHEICではくJPEGであった…のはまだ良い。HEICをJPEG化してから圧縮していたのだ。

これの何が問題かというと、HEICはもともとすごく優秀なファイルで元からJPEGの半分のファイルサイズという奇跡のファイル方式なのだ。

仮に4MBのJPEG写真ファイルがあるとしよう。iPhoneではHEICで保存するため2MBになる。そこからGoogle Photosの圧縮が入り概ね1.4MBになる。

すなわち、70%ほどまで写真は劣化したことなり30%ほど画質が悪くなっても一般人としてはどうでもいいや感があった。

しかし実際にやっていたことはこうである

仮に4MBのJPEG写真ファイルがあるとしよう。iPhoneではHEICで保存するため2MBになる。そこからGoogle PhotosがJPEGに戻し4MBでアップロードした後に圧縮が入り概ね1.4MBとなる。

すなわち、35%ほどまで写真が劣化したことになり65%も画質が悪くなったのだ。写真の画質に拘りがない一般人としても、いくらなんでもこれは損しすぎである。

思っていたよりえげつない圧縮が入っていたGoogle Photos

先程の結果をまとめよう。今までの想定では70%のファイルが保存され30%のファイルサイズが失われた。だが、現実は35%のファイルが保存され65%のファイルサイズが失われた。

しかもHEICで保存してくれたら元から50%のファイルサイズで済むのだ。つまり6月の課金以降は35%の高画質保存か50%のオリジナルHEIC保存かの二択となる。

5月末まではたった15%の損であっても圧縮を受け入れれば無限アップロードだったのでそれは良いだろう。

だが6月以降、たった15%を求めて高画質アップロードするのは如何なものだろうか?

それでもGoogle Photosを使うしかない

いくら圧縮率がきついとわかったところでGoogle Photosはやめられない。

なんせ何十億のユーザーから収集したデータで、検索機能が最強なのである。いつ行った旅行の写真だとか、たまたま通りかかったお店の名前を看板から拾ったり検索能力は凄まじい。

であるなら、早々にGoogle One 100GBプランを申し込むのが一番合理的ではないだろうか。

余った分はクラウドバックアップとして使うとしよう。

余談

タダより高いものはない。だからこそ限界まで無料を攻めるのがちょっとした趣味だったが、結果として多くのものを失った気がする。

6月課金前に使い倒した分としては意味はあったものの、iPhone 11を買ってから飛躍的にカメラ画質はよくなっている。

いくら画質に拘りがないとしたとしても、せっかくの高級iPhoneの写真を無駄に落としてしまうのはiPhoneに失礼というものだ。